タツローマニア(会報誌)を読んでいたら1996年11月3日オンエアリストが載っていました。
- BURTUS山下達郎 BRUTUSソングブックより(2019/09/01追記)
- The Ravens "Ole Man River"
- The Orioles "Crying In The Chapel"
- The Dominoes "Do Something For Me"
- The Clovers "Lovey Dovey"
- The Clovers "Devil Or Angel"
- The Five Keys "The Glory Of Love"
- The Flamingos "I'll Be Home"
- The Moonglows "Sincerely"
BURTUS山下達郎 BRUTUSソングブックより(2019/09/01追記)
BRUTUS(ブルータス) 2018年2/15号No.863[山下達郎のBrutus Songbook]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2018/02/01
- メディア: 雑誌
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DooWopはC-Am-F-Gできている。(いわゆる、I-IV-VI-Vのリズムチェンジ)
大半が6/8拍子
ゴスペルの影響が大きい
The Ravens "Ole Man River"
2019/09/05追記
Jimmy RIcks (bass)
Warren Suttles (baritone)
Leonard Puzey (2nd Tenor)
Maithe Marshall (lead)
ジミーリックス以外は頻繁に出入り。レコードデビューは1946年。ハブ・レコードから、1947年にナショナルへ、この時期が必聴。1950年以降はコロンビア、オーケー、マーキュリー、ジュビリー等に録音を残した。
Write me a LetterとOL' Man Riverがヒット。その後Send For Me If you need Me,Bye Bye Bye Bluesがチャートに上がり、52年までに11曲をR&Bチャートへ。
2019/09/01追記
Doo Wopの草分け
1940年代半ばに結成。これがR&Bの最初だと言われている。R&Bは黒人による黒人のための音楽を指す。
ミルス・ブラザーズ、デルタ・リズム・ボーイズ、インク・スポッツなどは白人向けの音楽だった。この時点ではレイスミュージックと呼ばれていた。
レイブンスはミルス・ブラザーズ、インク・スポッツなどのスムースな歌唱を継承したが、黒人若者へのアピールした。
奴隷制を彷彿とさせる、古いスタイルのブルースを拒絶しつつ、若い黒人にとってエキサイティングだったゴスペルやブルースの要素を取り入れるという一見矛盾するような戦略をとった。
ダンスステップの振り付けを取り入れた最初のグループ
−−−−−ここまでーーーー
おそらくOld Man Riverだと思います。
しかしながら下記のCDはOl' Man Riverとなっています。
曲は一緒。
検索式をかえてみて、Ravens+Man Riverとすると
Ol' Man Riveがほとんど、Old Man Riverは1件。そうなるとジャケット違いがあったりするのか。
MecuryのピンクのレーベルだとOLD MAN RIVER
Nationalの青のレーベルだとOl' MAN RIVER
他のレーベルからOle Man Riverとあるのか??単なるスペスミス。
タツローさんに聞いてみよう。
STREET CORNER SYMPHONIES VOL.01 1939-40
- アーティスト: VARIOUS
- 出版社/メーカー: BEAR FAMIL
- 発売日: 2012/04/23
- メディア: CD
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The Ravens - Old Man River - Old Man River
The Orioles "Crying In The Chapel"
2019/09/05追記
Alexander Sharp (tenor)
Geroge Nelson (Balitone)
Sonny Til (lead)
Johnny Reed (Bass)
Tommy Gaither (Guitar)
1947年ボルティモアで結成。当初はヴァイヴァネアーズと名乗った。マネージャーとなった女性のそんぐらい他、デボラ・チェスラーの後押しで人気タレントスカウト番組にでたことがキッカケでジュビリーと契約。
It's Too Soon To Knowが48年R&Bチャート1位、49年Tell Me SoがR&Bチャート1位(この二曲ともチェスラーの曲)
For give and forget, (It's gonna be a) Lonley Christmas等をチャート上位。53年には最大のヒッCrying In The Chapelをだした。55年に解散。
ソニーティルはニューオリオールズを結成して、ヴィー・ジェイ、チャーリーパーカーレコードに録音を残した。
2019/09/01追記
リードボーカルのソニー・ティルはアポロシアターでもっとも女性の客をねっきょくさせられるシンガー。ブラックシナトラとも呼ばれていた。
※人種隔離政策によって黒人が出演できる劇場限られていた。チトリン・サーキットと呼ばれる、南部の劇場と頭部の都市部の黒人コミュニティクラブでの演奏が主だった。
この曲は黒人向けの音楽が全米チャートに登場したとしても有名(1953年全米11位とある)
−−−−−ここまでーーーー
Doo Wop初期のオリオールズ。1948年全米13位(R&B1位)It's Too Soon To Knowではないが、これは素晴らしい曲!
THE ORIOLES - "CRYING IN THE CHAPEL" (1953)
The Dominoes "Do Something For Me"
Billy Ward and His Dominoesと出てくることが多い。ニューヨークのグループ。
これは1951年全米R&Bチャート6位。
The Clovers "Lovey Dovey"
2019/09/05追記
Harold Lucas (baritone)
Harold Winsley (bass)
Bill Harris (guitar)
John "Buddy" Bailey (Lead )
Matthew McQuater (2nd tenor)
1946年 Wasinntonn D.Cのアームストロング高校でフォー・クローヴァーズとしてスタート。ジョン・ベイリーを中心に何度かメンバーチェンジをして50年にレインボーレーベルからデビュー。同年末にヴォーカルの4人にギタリストのビル・ハリスが加入。51年にアトランティック入りしてヒット曲を飛ばし始める。51年から56年に19曲がR&Bチャートトップ10入り。このうち"Don't You know I Love you","Fool, Fool, Fool"、"Ting-a-Ling"が No.1ヒット。"Don't You know I Love you",はアーメット・アーティガンの作曲。"One Mint Julep" "Hey, Miss Fannie" "Good Lovin' " Lovey Dovey"は2位。56年に"Love, Love, Love"がR&B3位、Devil or AngelがR&B4位。この当時サックスソロがヴォーカルグループにフィーチャーされたのは画期的だったらしい。
ジョン・ベイリーが徴兵で、途中参加のビリー・ミッチェルがリード担当、ベイリー復帰後はダブルリード。この後はロックンロールのおされて、UAに移籍の"Love OPotion No.9”が59年ポップチャート23位。
この後は分裂とメンバーチェンジを繰り返している。
横綱級のClovers。私の本体のブログで少し調べました(関連記事)
Washington D.Cで結成。アルバムCloversでは14曲中12曲がR&Bチャート10位以内。という化け物グループ。
The Clovers "Devil Or Angel"
The Clovers: "Devil Or Angel" — original recording (1956).wmv
The Five Keys "The Glory Of Love"
2019/09/05 追記
Bernie West (bass , baritone)
Rudy West (tenor)
Ripley Ingram (tenor)
Maryland Pierce (tenor)
Diclie Smith (tenor, baritone)
49年ヴァージニア州ニューポートニューズ。ウェスト兄弟、リプレイ、ファラエルのイングラム兄弟が。ゴスペル・クァルテット。センチメンタル・フォーを結成したのが始まり。サニー・ティル&オリオールズの影響でポップ指向に名足、メリーランドピアスが加わってFive Keysを結成。ラファエルに代わってディッキースミスが加入。
51年アポロ劇場でアマチュアコンテストで優勝。アラディンと契約し、The Glory of LoveがR&Bチャート1位。
53年後半にはアラジンを離れ、スミスがソロに。54年にRCAからキャピトルと契約して。"Ling, Ting, Tong"および"Close Your Eyes"がR&Bチャート5位、Out of sight, out of mindをチャート上位へ。
2019/09/01追記
ヴァージニアのグループ、1951年-57年が全盛期。アラディンレコードでデビューしてキャピトルへ。Close your eyesのような泥臭いのもあったけど、キャピトルに移籍してからはビックバンド、ストリングス、女性コーラスをいれてイージーリスニングっぽくなって駄目になった。アップテンポでもスローバラードでも本当にうまい。ルディー・ウェストとメリーランドピアスの掛け合いが素晴らしい、実力派中の実力は、彼らのデビューアルバム。
−−−−−ここまでーーーー
1951年全米R&Bチャート1位。タツローさんの選曲はこっちだったんだ!On the street Corner 1のClose your eyesがくるかと思ったけど。
Five KeysNewport News, Virginiaで結成されたThe Sentimental Fourが前身です。
THE FIVE KEYS - "THE GLORY OF LOVE" (1951)
The Flamingos "I'll Be Home"
2019/09/05追記
Tommy Hunt (tenor, lead)
Paul Wilson (baritone)
Jake Carey (bass)
Zeke Carey (2nd tenor)
Nate Nelson (lead)
Terry Johnson (tenor,guitar)
シカゴで、ジェイクとジークのケアリー兄弟、従兄弟のポール・ウィルソン、ジョニーカーターの5人組。チャンスからデビュー。I'll be homeがR&Bチャート5位へ。
56年のI'll Be Homeが大ヒットもパットブーンにかっぱわれる。(詳細は不明)
A kiss From Your LipがR&Bチャート12位。メンバーの徴兵などで再スタートの59年 I Only Have Eyes For Youが全米11位、R&B3位と位ヒット。(シュワ、シュワで有名)
Loves never say good bye, Mio Amoreと言ったバラードがヒット。
60年Tommy Hunt1ga
ソロ、ネイト&テリーが脱退しモダン・フラミゴンス。
ケアリー兄弟中心にメンバーチェンジを続けて活動。
シカゴのフラミンゴス。この曲は1956年全米R&B5位。I Only Have Eyes For Youかと思ったけど。
キング・トーンズの内田さんが好きそうだな
THE FLAMINGOS - "I'LL BE HOME" (1956)
The Moonglows "Sincerely"
2019/09/05追記
Prentiss Barnes (Bass)
Bobby Lester (lead)
Billy johnson (guitar)
Alexander "pete" Graves (2nd tenor)
Harvey Fuqua (1st tenor)
ケンタッキー州ルイヴィルで結成。1952年DJアラン・フリードの目にとまりシャンペーンレコードと契約してデビューこの際に、クレイジー・サウンズからムーングロウズへグループ名を変更。1954年チェスと契約し、SincerelyがR&Bチャート1位、(ポップチャート20位)56年にかけて、Most of AllやWe Go Together、See Sawなどをチャートイン。57年にはPlease Send Me someone to LoveをR&Bチャート5位へ。後半はBobby lesterは抜けて、ハーヴィ・フークア中心にTen Commandments of Loveを残している。
1954年全米20位、全米R&Bチャート1位の名曲。
タツローさんは好きなヴォーかグループの三つのウチに必ず入る。と言っています(タツローマニア33)また、「ムーングロウズの曲は手を出していけないの。ボビー・レスターやハーヴィー・フークアじゃもの凄くうまいから。中略。50年代で最高のコーラス・グループの一つなんだよね。コーラスのセクシーさというか、聴き手を引っ張り込む感じが、素晴らしい(タツローマニア34)
Harvey Fuquaこの人はモータウンの重役になり、Marvin Gayeに音楽を始めることを勧めた。(その後Midnight Loveを一緒に作る)この辺の話は吉岡正晴さんの本を読むと良くわかる!
鈴木啓志さんもドゥーワップ史上一番うまいと評価
ボビーレスターという稀代のリードに、ハーヴィ・フークア個性的なリード。
We Go Together, When I'm with Youでは夢のようなコーラス。
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ソウル・サーチン R&Bの心を求めて vol.2 ハーヴィー・フークワ もうひとつのマーヴィン・ゲイ物語
- 作者: 吉岡正晴
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- 発売日: 2012/12/14
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関連書籍としてはこちら
マーヴィン・ゲイ物語 引き裂かれたソウル (P‐Vine BOOKs)
- 作者: デイヴィッド・リッツ,吉岡正晴
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- メディア: 単行本
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バレット・ストロングの「マネー」などを70年台にプロデューサーとして活躍(後にビートルズがカバー)
デトロイトのファンクバンドNew Birthなんかをプロデュース。
タツローさん会ったことあるんだって!!(タツローマニアVOL.6に書いてある!)
参考になるCDなどはこちら
BRUTUS(ブルータス) 2018年2/15号No.863[山下達郎のBrutus Songbook]
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こんな感じで備忘録を兼ねてたまに紹介します。