It's a CD 断捨離 life

思うところがあって、CDを処分することにしました。4半世紀にわたる音楽遍歴の歴史を振り返りながら、今でも鑑賞に耐えうる良い音楽を紹介していきます。主な守備範囲は、ロック、ソウル。

372日目山下達郎2枚(Circus Town,ポケットミュージック)


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山下達郎

Circus Town

1976年のデビュー作。

タツローマニア11(1994年秋)より印象に残ったところを
シュガー・ベイブにはつかれていた。ウェンディ・レディや「こぬか雨」ははねた16ビートで流行っていたからやった。

蜃気楼の町とか「雨は手のひらにいっぱい」のようなメロウで優しい感じの音楽をやりたかった。けど受けなかった「パレード」も受けなかった。
パット・レブロットと言うキーボードの奏者から「曲はいい」と言われた。
ヤングラスカルズやラヴィン・スプーンフルなど、イーストコーストのロックンロールがすき」「その割にはコードがジャジーでモダン」と言われた
フランキーヴァリにあった。テディ・ランダッツォもいた、ランダッツォとの写真はなくした。

白人も黒人音楽もできる人が良かった。
ドラムのアラン・シュワルツバーグはバリーマンやBJトーマスにも参加していた。
チャーリーカレロのお勧めはドラマーがスティーブガット、ベースがゴードンエドワーズ→これじゃスタッフ
「どんな音楽がすきなんだ?」「ドラムはハル・ブレイン、ベースはジョー・オズボーン」「それは67年の時点では有名だった、でも今は違う。

タツローマニア12 (1994年冬)から印象の残ったところを。

  • Circus Town

・当時は16ビートがトレンド
・吉田美奈子がタイトルを付けた
・チャーリーカレロがイントロを作った

  • Windy Lady

カーティス・メイフィールみたいな曲を書きたくて書いた。
シカゴはWindy Cityと呼ばれてる

  • Minnie

スタンダードナンバーみたいな曲を書きたかったんだ
メロディは単純でコードは複雑
チャーリー・カレロのアレンジが秀逸「よくあんなの2-3時間でかけるな」

 


ローラ・ニーロ「スマイル」とバックが一緒

  • 永遠に

吉田美奈子のために書いた。
バリーマン風でビル・メドレーが歌っている。”ブラウン・アイド・ウーマン”の様なムードで、と言ったらチャーリー・カレロは知らなかった。アメリカのトップ40に入った曲なら揃っているライブラリがあった。
転調に次ぐ転調でコードが凝っている。

  • Last Step

ジョンセバスチャン風ではなく、Four TopsのNight LIght Harmonyの一曲のシャッフル調の曲にしたかった。
※Seven Lonely Nights

 

  • City Way

ロサンゼルスのレコーディング現場で作った。
ネッド・ドヒニーみたいな曲を使いたい。
作家の中島梓さんがこの曲好き
アルバムでは浮いているから誉められるとちょっと・・・

  • 迷い込んだ街

すごい難解な曲
導入部静かに始まって、8ビートになって、フックがあって、間奏にもどってエレピが主役で、、、

 

  • 夏の陽

珍しくギターでストロークをしながら作った。
コーラスはジェリー・イエスターが3時間くらい
一生懸命考えてくれた。彼とは気が合った(自分がコーラスボーイだから)アソシエイションがどうだ、とか、ラヴィン・スプーンフルがどうだとか

サインはGood to Youとかくのはケニー・アルトマンの真似

タツローマニア 40 (2001年冬)より(リマスターに際して)
ニューヨークでとった「言えなかった言葉を」を入れる予定だけど、マスターがなかった。なのでCircus townとWindy Ladyのカラオケにしたえ。
歌詞カードもミスがあったので直した。
故・ペーター佐藤さんのデザインはインクやインクの指定が凝りまくっていて、今となっては分析できない。あとは出演者クレジットをいれた。

 

タツローマニア 78 (2011年夏)には「セールスがジリ貧だった」とあります。

タツローマニア 84 (2012年冬)OPUSに鶴瓶さんがCMでたところを受けて、CIRCUS TOWN以来36年ぶりとのこと。どんなCMだったのだろう?

タツローマニア 90 (2014年夏)には「当時二万枚強」の売り上げだった。

タツローマニア 95(2015年秋)には「高音質塩ビのLPだった」なんて事を書いてあった。

もみあげを伸ばすのはTony Joe Whiteの影響とのことタツローマニア 2 (1992年夏)

髭が薄いがもみあげは濃いめ、Tony Joe Whiteに憧れてもみあげは長め」

CIRCUS TOWN (サーカス・タウン)

CIRCUS TOWN (サーカス・タウン)

  • アーティスト:山下達郎
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/02/14
  • メディア: CD
 

 

Pocket Music

1986年の作品。タツローさんはいたるところでこのアルバム好きっていっている印象。

タツローマニア 95 (2015年秋)から思い出せるところを箇条書き。

吉田保さんがでkジタルじゃないと嫌だって言ったの、3324を聴いたときになんて音がくもっているんだろう。
この当時はスマイルガレージにお金なくて設備にお金かけられなくて、まりやの「リクエスト」あたりから落ち着いてきた。
シークェンサー、デジタル・レコーディング、スタ時をの三十九
オーディオ的な理想はアース・ウィンド&ファイアーのI AM(黙示録)1曲目のIn the stoneが僕の理想とする音像。
リズムセクションはノーエコーで。上もののストリングスコーラスにロングリバーブがかけられていて、音が広がっている。70年代の基本的なレコーディングのノウハウ。
典型的にあのはバリーホワイトで、めちゃくちゃエコーがかかっているように聴けるけど、リズムセクションはノー・エコーそういうレコーディングの極致がアース・ウィンド&ファイアーのジョージ・マッセンバンーグこのあたりの音作りは同期モものと相容れない。この頃は曲が沢山できた。
Mermaidはそれまで納得いくグルーブにならなかったが、シークェンサーをつかったら理想通りの仕上がりになった。
音を重ねても音圧が生まれない。コンピュータを使って生演奏を再現するという着想自体は正しかった。アナログのノウハウでやったらMelodiesに匹敵するくらいの満足度はあったと思う。ポケットミュージックの曲は半分くらいライブでやっていない。

  • 土曜日の恋人

スナッフ・ギャレットやゲイリー・ルイスみたいな曲を作りたいと思ってつくった。Three Minutes of paradise。とても端正な仕上がり。
「オレたちひょうきん族」のテーマ曲にあっていると思って珍しく自分からプロデューサーの横沢さんに売り込みにいった。
レコーディングしたら、これがまた大変。
最初にピアノを録音して、それからベース、ギターやキーボードをかぶせて、最後にドラムスを入れた。
青山純にすべてやってもらったけど、「この曲は絶対ライブでやりたくない」おかずが嫌い。ジェネシスを聴いて育ったドラマーからすれば許しがたいおかず。
Treasuresのミックスは暗め。ブリティッシュ

  • ポケットミュージック

上原ユカリにとっての80年代最後のレコーディング。
この曲のドラムスはスネアが出てこない。キックとハイハット、タムだけのターン。こういうパターンをさせるとユカリは凄いうまい。
マイアミ・サウンドやマラコのソウルみたいな感じにしよう
マラコっぽいリズムにセカンドラインのニュアンスがちょっと入っている感じ。
最後のSEは84年の矢野顕子の「ジャンジャン」ライブのゲスト出演したときに、お客さんが帰るときのざわめきをカセットで録音した。
ポケットミュージックはフィルスペクターのポケットシンフォニーからとったかれはワーグナー的なシンフォニーをシングル盤に閉じ込める、とか言っていた。
ポータブルな人間1人で抱えられるようなスケールの音楽じゃないとダメだと思った。
30歳過ぎたら将来がないと思っていたから、この先どういうアプローチしていくかを考えざるを得なかった。
そこで得た結論は、これからはマスに対してではなく、個人に向けて音楽を作っていこうと思った。
音楽は1人の人間が生きていく上での励みや力になれる。その次元で言うとかなり力強いもの。自分もカーティス・メイフィールドのレコードに助けられたことがある;l。

  • Mermaid

映画「スプラッシュ」みたい
同期モノで作ったけどオフセットタイムが取りにくくて凄く苦労した。
こういう循環コードが死ぬほど好き

  • 十字路

テディ・ランダッツィオみたいな曲を作ろうと思った。
これは変わったコード進行だけど、歌詞も含めて割とすぐとできた。
デルフォニックスのレコードを聴かせて、青山純におかずを8分でまとめてもらった。

  • メロディー、君の為に

伊丹十三さんのタンポポの主題歌として食った曲。
音楽監督の村井邦彦さんから電話かかってきて「主題歌を作ってくれ」とわれたけど、クランクアップまで一週間しかなくて、頑張ってこの曲を書いたけど。「やっぱりいいや」となった
「タンポポ」のエンディング近くの電車のシーンにチャイコフスキーの手回しオルガンをテーマにしたオルガン曲を使いたいと言うことだったので、イミュレーターで手回しオルガンの曲を作った。結局使われなかった。
同期ものでつくったからリズムセクションがうまくいかなくて、トラックダウン当日に伊藤広規をよんでベースを差し替えた。これも循環コードで自分では結構好き。
生ピアノは中西康晴。こういうファンキーなピアノがうまい。

  • The war song

中曽根首相の不沈空母発言をきっかけに作った。あれを聴いて戦慄した。
こういう政治的な曲を作ると面白がってなにか言うヤツがいるから。それを警戒してあまりいわなかった。
プロテストソングほどのアジテーションはない。僕にシニシズムが出ていると思う。
DX7にプログラムされていたクラビネットの音源を使って作った曲。
イントロはオーバーハイムとPPGとDXを重ねて作ったんだけど。形式的にはよく出てきていると思う。
最初はトッド・ラングレンのDream goes on foreverのようなコード進行でやろうとおもったけど、全然違うけど最後のコード進行はトッド・ラングレン風だと思う。

  • シャンプー

アンルイスのために作った。
歌詞が先にあった。康珍化、作詞家としてのデビューソング。
コード進行はビーチボーイズ。こういうコード進行はジャズにある.さびの部分はビーチボーイズ。

  • ムーンライト

完全に自分1人で演奏している曲。。
ハーマンズ・ハーミッツとかフレディ&ザ・ドリーマーズの曲のような。まりやの「ウェイトレス」と同じような曲。
今だったらどうきもので綺麗に作れるんだけど、当時は苦労した。
PCを88から98に換えたらうまくいった。

  • Lady Blue

歌詞がアラン・オデイ
FOR YOUのアウトテイク。クワイアを入れたくてニューヨークに行ったんだけど、コーディネーターが全然分かってなくて3人しかスタジオに来なくて。
BJ・ネルソンが自分のコーラス隊と連れてきて、適当にっかけあいで歌って帰っちゃった。
しょうがないから、日本に戻ってから自分でコーラスを多重録音した。

20人くらい欲しかった。

  • 風の回廊

生まれて初めてデジタルで、シークェンサーをいれて録音した。。In the windという声とハープはイーミュレーターIによるサンプリング。

この曲はCMバージョンは吉田保さんがミックス。シングルバージョンは自分でミックス。

  • My Baby Queen

For Youのときに一回リズムトラックをとったのだけど、取り直した。
元々ホール&オーツみたいな曲だったのだけどうまく仕上げることができなかった。
淵野繁男のサックスソロが最高、マイケルブレッカーをクビにしてこっちをOKにしたくらい。


作り終えたときはヘロヘロだった。
楽曲的には悪くない、CDの音質が良くなったらリミックスるぞと思っている。
アルバムジャケットが好き。クレイアートは林恭三さんあざとくない。クレイアートのアイデアは小杉理宇造さん
竹内まりやの「リクエスト」踏み台

タツローマニア13 (1995年春)SPACYとPOCKET MUSICは低予算

タツローマニア 96 (2015年冬)

タツローマニア 99 (2016年秋)デジタルレコーディングのショボサは依然として悩みのタネで、音圧が上がらない・。Pocket Musicの苦労がREQUESTに反映された。
アナログと比べてデジタルは差し替えやすい。

タツローマニア 15 (1995年秋)Moonglow以降Pocket Musicまでは楽しい話ばかり

 

リマスターして欲しいのですが、、、

タツローマニア 97 (2016年春 ) 「ぼくの中の少年」も「Pocket Music」もリマスターをやらないと。

タツローマニア 101 (2017年春)ブラスバンドのスコアを出そうとしている。
硝子の少年とかRIDE ON TIMEをマーチにしたらオピーエムおしろいかも。POCKET MUSICはリマスターする時間がなかった。

タツローマニア 105 (2018年春「Pocket music」も「Artisan」もリマスターする気。

POCKET MUSIC

POCKET MUSIC

  • アーティスト:山下達郎
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1999/06/02
  • メディア: CD
 

 

タツロー・フロム・ナイアガラ

タツローさんのない柄在籍時代の録音。プロデューサーは大瀧詠一。 

残留

TATSURO FROM NIAGARA

TATSURO FROM NIAGARA

 

 

竹内まりや "縁の糸”

まいりやさんのシングル

残留 

縁(えにし)の糸(通常盤)

縁(えにし)の糸(通常盤)

  • アーティスト:竹内まりや
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/11/26
  • メディア: CD
 

 

 

 

 

 

 

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