It's a CD 断捨離 life

思うところがあって、CDを処分することにしました。4半世紀にわたる音楽遍歴の歴史を振り返りながら、今でも鑑賞に耐えうる良い音楽を紹介していきます。主な守備範囲は、ロック、ソウル。

山下達郎サンデーソングブック。Doo Wop特集。1996年11月10日オンエア

タツローマニア Vol.20(会報誌)を読んでいたら1996年11月10日オンエアリストが載っていました。 

 

 

 

 

山下達郎ブルータスソングブックより(2019/09/02追記)

1954年はDoo Wopの黄金時代の幕開け

 

 

 

The Crows "Gee" 

山下達郎ブルータスソングブックより(2019/09/02追記)

ロックンロールの幕開けはこのGeeとChordsのSh-Boomと言われている。

どちらも54年のヒット。

アトランティックレコード傘下のキャットレーベルからリリースされた黒人向けの音楽全米5位に入ったことは業界関係者を驚かせた。

黒人音楽研究家アイリーン・さざーんは、The ChordsのSh-Boomこそが最初のロ君ロールレコードだとしている。

 

 

アトランティックが出したHistory of Rhythm & Bluesというコンピレーションが衝撃だった。

 

 このシリーズかしら?

----ここまで-------------------

NYのグループ。1954年全米チャート14位、R&Bチャート2位のスマッシュヒット。

これ以外ヒットせず、On-Hit-Wonderのようです。


Gee by the Crows 1954

 The Chords "Sh-Boom"

これもニューヨークグループ。1954年全米チャート9位、R&Bチャート3位。こちらもワンヒットワンダーだった様子。


The Chords - Sh-Boom

The Penguins "Earth Angel" 

カリフォルニアのグループ。1954年全米チャート8位、R&Bチャート1位。

素晴らしいバラード。


The Penguins - Earth Angel

The Heartbeats "A Thousand Miles Away"

2019/09/05追記

Robbie Tatum (tenor)

Wally Roker (bass)

James Sheppard (lead, tenor)

Vernon Sievers (baritone)

Albert Crump (tenor)

54年ニューヨークのクイーンズ地区ジャマイカで結成、当時はハーツと言う名前だが同名グループがいたために改名。55年にハルと契約4枚目のシングルA throusan miles awayが評判を呼ぶが出版権で揉めてラマへ。R&Bチャート5位。鼻にかかったような声とコーラスが良き対比。Darling How Longも傑作。

 

ジー、ルーレットで9枚のシングルをだす。58年にガイデンに移籍して60年には開戦。

Sheppardはシェップ&ライムライツを結成して、Daddy's HomeをR&Bチャート4位、。Our Anibersaryを7位に送り込んだ。James Sheppardは70年に死去してグループは解散。

 

 

 

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

 

 

こちらはまたNYのグループ。1957年全米チャート52位、R&Bチャート5位。


The Heartbeats - A Thousand Miles Away - '57 Doo-Wop on Hull

The Cadillacs "Gloria" 

Earl Wade (baritone)

Bobby Phillips (bass)

Earl Carroll (Lead) top

Charles Brooks (tenor)

LaVerneDrake (tenor)

メンバーの入れ替えが複雑。53年にNYで結成された、ストリートコーナーのグループ。後にジェームス・ベイリーこと、J.R.ベイリーもいる。

 

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

 

 

山下達郎ブルータスソングブックより(2019/09/02追記)

いよいよキャディラックスの登場。ニューヨークDoo Wopの人気実力トップクラス。

ステージアクトは当時のアポロシアターではナンバーワン

60年代にテンプテーションズまではステージアクションのお手本(キャデラックスのパフォーマンスを担当したのはチョリー・アトキンス、後にモータウンの専属のコレオグラフィーになり、スプリームス、フォートップスなどの振り付けをいってに引き受ける)

この二曲は20代前半に泥沼にハマって毎日聴きまくった二曲。

50年代ニューヨークの黒人ハーレムで展開されていた音楽の本当の結晶

----ここまで-------------------

NYのキャデラックス。Crazy Cadillacs名義で1954年発表。チャートは届かず。

名バラード


The Cadillacs - Gloria (1954)

The Cadillacs "Speedoo" 

 

1955年全米チャート17位、R&Bチャート3位。

 これはアップテンポの名曲。リーダーのアール・キャロルのあだ名がスピードゥ、で「みんな俺のことをスピードゥというけど、本当はミスターアール」と言ういうんだというノベルティソング


The Cadillacs - Speedoo (1955)

 

 

クレイジー・キャデラックス

クレイジー・キャデラックス

  • アーティスト:ザ・キャディラックス
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2014/09/10
  • メディア: CD
 

 

The Nutmegs "Story Untold" 

コネチカット州ニューヘブンで結成。ヘラルドよりデビュー。リードシンガーはリロリ・グリフィン。1955年R&Bチャート2位。ソウルに行くことなく、70年代までDoo Wopで活躍。他に」Ship of Loveなどが有名。

 


THE NUTMEGS - "STORY UNTOLD" (1955)

Frankie Lymon & The Teenagers "Why Do Fools Fall In Love"

2019/09/05追記

Joe Negroni (baritone)

Herman Santiago (1st tenor)

Jimmy Merchant (2nd tenor)

Frankie Lymon (lead)

Sherman Garnes (bass)

 

 

 黒人3名とプエルトリカン2名。ニューヨークのマンハッタン出身。

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

 

 

NYのグループ。1956年全米チャート6位、R&Bチャート1位。

ロックな要素が入ってきます。サックスも格好良いな。

アルバムはこちらこのとき全員10代。歌が超絶にうまい

 

The Teenagers Featuring Frankie Lymon + Rock'n'roll + 6(import)

The Teenagers Featuring Frankie Lymon + Rock'n'roll + 6(import)

 

 

 

このとき13歳!でもヘロインで25歳で夭折。


Frankie Lymon & The Teenagers Why Do Fools Fall In Love.

The Harptones "A Sunday Kind Of Love" 

2019/09/05追記

Billy Brown (Bass)

William "Dickey" Galloway (baritone)

Claudie "Nicky" Clark (1st tenor)

Willie Windfield (lewad )→ハープス
Raoul Cita (piano, baritone)→スカイラクークス

ヴァージニア出身ウィンフィールドは同郷のファブキーズと交流を持ったが、ニューヨークに出てハープスに加入、ハープスの2人にスカイラークスの3人が加わりメンバーチェンジをしてハプトーンズ。

ポピュラースタンダード、A Sunday Kind of Loveでデビュー。二枚目のMy memories of you、Why Should L Love Youがローカルヒット。55年パラダイスレコードに移籍して、Life Is But A Dremは名曲。63年のDoo Wopリバイバルブームの時期に54年に録音したLoving A girl like youをリリース。

 

 

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

 

 

チャートアクションは芳しくないようですが、素晴らしいコーラスワーク。

2019/08/17追記

タツローマニア34にて

ハープトーンズはとにかく好きなグループで、「My Memories of You」が一番好き。
Sunday kind of Loveよりもこっちのメロディがすき、ラオウル・シタと言う人は実に良いメロディを書く。アップテンポの曲はあまり好きじゃない。


THE HARPTONES - "A SUNDAY KIND OF LOVE" (1953)

The Five Satins "In The Still Of The Nite"

シュドゥビ、ドゥヴィで始まる最も有名なDoo Wop曲の一つ・。

2019/09/05追記 

Fred Parris (Iead/tenor0

Al Denby (tenor)

Ed Martin (baritone)

Jim Freeman (bass)

 

コネチカット州ニューヘイブン出身のFred Parris中心。高校時代にグループを組んで、スカーレッツでデビュー、55年にファイブ・サテンズを結成。

In the still of the niteが56年R&Bチャート3位。パリスが夜間警備中に作曲したとか、チャート上昇中に日本駐在になったとか。

To the Aisleは57年R&Bチャート5位。リードはビル・ベイカーへ

 

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

 

 

コネチカットのグループ1956年全米チャート3位、R&Bチャート24位。


In the Still of the Night-The Five Satins-original song-1956

 

 

参考になるCDなどはこちら

 

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

 

 

BRUTUS(ブルータス) 2018年2/15号No.863[山下達郎のBrutus Songbook]

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Doo Wop Box

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Doo Wop Box 2: 101 More Vocal Gems

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こんな感じで備忘録を兼ねてたまに紹介します。

 

 

 

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