山下達郎サンデーソングブック。Doo Wop特集。1996年11月17日オンエア

タツローマニア（会報誌）を読んでいたら1996年11月17日オンエアリストが載っていました。 

山下達郎ブルータスソングブックより（2019/09/02追記）

1950年代中盤から後期にかけて、黒人がやっていたDoo Wopミュージックが白人のティーンネイジャーにうけて、その中で自分達もやっていこうという流れができた。

特にイタリア系アメリカ人が、この流れにやってきた。イタリアは伝統的に歌唱音楽、ボーカルミュージックが盛んだった風土。

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The Charts "Deserie"

NYハーレム出身。1957年詳チャートでは119位（恐らく全米R＆Bチャート）タツローマニアのVOl.32には57年全米88位と書いてある）

Laura Nyroが"Desiree"として1971年にカバー。下のタツローさんのコンピのVol.1のタイトル。そして一曲目。

こちらのディスコグラフィが素晴らしい！

doo-wop.blogg.org

THE CHARTS - "DESERIE" (1957)

The Mello-Kings "Tonite, Tonite" 

こちらもニューヨーク出身。白人なのでハーレムではなく、マウント･ヴァーノン。

1957年全米ポップチャート77位。素晴らしいバラード。

The Mello Kings - Tonight Tonight

The Four Lovers "You're The Apple Of My Eye"

山下達郎ブルータスソングブックより（2019/09/02追記）

 フランク･カステラチオ、トミー･デヴィート、ニック･デヴィート、ハンク･マジョウスキの4人組。フランク･カステラチオはフランキー･ヴァリ。1950年代と1960年代の掛け橋。

君は目の中に入れてもいたくない、それほどかわいいよ。と言う曲

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前身です。1957年全米ポップチャート62位。

ロックを感じます。

The Four Lovers - (You're The) Apple of My Eye

The Three Friends "Blanche"

NYブルックリン出身。1956年白人グループ。調べるとBrancheと書いてあることもあり。

別グループだったTeddy Randazzoがグループ名Three Friendsをアドバイスくれたとあり。

こちらに入っています。 

Doo Wop Box 3

THE THREE FRIENDS - ''BLANCHE'' (1956)

The Royal Teens "Believe Me"

ニュージャージのグループ。ホチラもホワイトドゥーワップ。1959年全米チャート26位。Blood Sweat and tearsのAl KooperやFour SeasonsのBob Gaudioなどが在籍。素晴らしいハーモニー。

Royal Teens - Believe Me (Stereo)

Short　Shortはタモリ倶楽部のオープニング曲。上のよりロックンロールな感じ。

Short Shorts-The Royal Teens-1957

The Elegants "Little Star"

山下達郎ブルータスソングブックより（2019/09/02追記）

だんだんマーケットが活気をおびてきて、ついに大ヒット。1958年のヴィト･ピッコーネがリードシンガーのエレガンツ。MYイタリア系白人のグループ。Doo Wopだけではなく。ロックンロールに燦然と輝く名曲中の名曲。イタリア系白人らしい、ちょっとは何かかった声が印象的な永遠の名曲。

エレガンツはスたってん党のサウスビーチ地区、ブルックリンのブランズヴィルとカナーシー地区、ブロンクスのベルモント通り、クイーンズのオゾンパークがNYの代表のアメリカ人居住区。多くは北イタリアやシチリア島出身でアイルランドや東ヨーロッパ出身者と南部から移住した黒人達と隣り合わせに暮らしていた。

フランク・シナトラ、トニー･ベネット、フランキー･レインと同じくらいラジオを通してR&Bに親しんでいた。

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NY　Staten Island。1958年全米チャート1位、R＆Bチャート1位！！キラキラ星の一節が入っています・

ワンヒットワンダーだったようです。

THE ELEGANTS - "LITTLE STAR" (1958)

The Skyliners "Since I Don't Have You" 

定番曲。アメリカン･グラフィティでも使われている。フィラデルフィア州ピッツバーグのグループ、男女混成！1959年全米チャート12位。

沢山の人にカバー。（ガンズ・アンド・ローゼズやブライアン･セッツァーもカバー）デビュー曲なのに、オーケストラがバックって贅沢だな。

The Skyliners - Since I Don't Have You - Original 1958 Version Stereo Mix

The Crests "Sixteen Candles" 

バースデイソング。NY州のグループ。1959年全米チャート2位。良バラード。

THE CRESTS - "SIXTEEN CANDLES" (1959)

The Mystics "Hushabye" 

NY州ブルックリンのグループ。1959年全米チャート20位。ポール･サイモンがリードシンガー。ビーチボーイズのカバーも良し

Hushabye - The Mystics

The Beach Boys - Hushabye

Dion & The Belmonts "I Wonder Why"

NY州ブルックリンのグループ。1958年全米チャート22位。素晴らしいアップテンポ。

シャ･ナ･ナのカバーも良い

Dion and The Belmonts - I Wonder Why [HD]

Sha Na Na ~I wonder why

The Earls "Remember Then"

NYブロンクスのグループ。全米チャート24位。

アップテンポの名作。

THE EARLS - "REMEMBER THEN" (1962)

The Five Satins "She's Gone"

コネチカット、ニューヘブンのグループ。リードボーカルがフレッド･パリス。この曲は60年61年にチャートインしたスタンダード。

In The Still of nightが全米24位のヒット。

会報誌には上記で書いてありますが、She's gone with the wind だと思います。歌詞もそうだし。この曲はチャートインしていないですが。7曲をチャートインさせているグループ

She's Gone (With The Wind) - The Five Satins

参考になるCDなどはこちら

ブルース&ソウル・レコーズ 2018年 08 月号

BRUTUS(ブルータス) 2018年2/15号No.863[山下達郎のBrutus Songbook]

  この三枚は特にお勧め、タツローマニアVol.72で、「昔は適当なコンピで済ませていたが、最近は手持ちのオリジナルシングルから起こした自作CD-Rを使用しています。CD化の要望は沢山頂きますが、どインディーでメガレアばかりなモノなので、販売しようにも権利許諾の作業があまりに複雑煩雑で、残念ながらとても不可能です。済みません。」これをCD化した、ワーナーの宮治淳一さん凄い！

シュ・ブーン~ワーナー・ポップ・ロック・ナゲッツ Vol.8

デザリー~ドゥー・ワップ・ナゲッツ VOL.1

ザッツ・マイ・ディザイアー~ドゥー・ワップ・ナゲッツ VOL.3

ユア・テンダー・リップス~ドゥー・ワップ・ナゲッツ VOL.2

Doo Wop Box

Doo Wop Box 2: 101 More Vocal Gems

Doo Wop Box 3

ON THE STREET CORNER 1

ON THE STREET CORNER 3

ON THE STREET CORNER 2

こんな感じで備忘録を兼ねてたまに紹介します。

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